2024年5月17日　第125回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会で口演発表しました。演題名は「耳鼻咽喉科クリニックの難聴医療において見落としてはいけない問題点：聴覚障害４級認定について」。当院で難聴の身体障害者認定を行うことがありますが、音や声が聞こえるが、はっきりと言葉が聞き取れないことによる認定がきわめて多いという内容です。難聴というと、「物音や人の声が聞こえないこと」と思いがちですが、「言葉の内容がはっきり聞き取れないこと」が重要な難聴の症状で、家庭内でのコミュニケーション、社会生活に支障をきたします。
　当院ではことばのききとり検査を正確に行い、診断にもとづいて身体障害者認定を行なっております。身体障害者認定されますと、福祉補聴器の支給を受けることができます。一連の手続きのお手伝いから補聴器の調整まで当院にて行なっております。